オランダ人は何を食べているの?~オランダでの食生活 (2)

人類学者が言うには、人を集めることができるのは「火」「音楽」「食べ物」。いきなりそのへんで火を起こすわけにはいかないけど、心地の良い音楽、そして美味しい食べ物は世界万民共通に私たちを笑顔にします。

美味しいオランダ料理を食べて、もっとオランダを味わいたい、今日このごろ。しかし、オランダのビール、ハイネケン・ロイヤルダッチ、ゴーダチーズなどが有名ながら、オランダ人の食生活は質素、かつワンパターンと言われ、あまり高い評価を得ていないようです。
オランダのチーズ
スーパーマーケットでも見かけるゴーダチーズ
小さいものは200、300、大きなものは10キロ程

その背景には、3次の英蘭戦争以降の国力の衰え、2度に渡る世界大戦で、経済的安定を得るのが難しかった国民はまさに、「生きるため」に食べていたためといわれます。また、オランダの宗教として影響を与えたカルバン派の禁欲主義的な思想が食生活に影響しているのだとか。

ちなみに本「物語オランダ人」では、オランダ人がお金を使う順位としては、1家、2家具、3洋服、4食べ物(p86)オランダ人は衣食住で、「食」の優先順位が下。住は、財になり手元に残り、衣は日々着て楽しむことができるものの、「食」はすぐになくなってしまうもの。本で読むところによると、オランダ人は新しく購入した家具をお客さんに見せるのが好きだとか。以前におじゃました御宅で、家具と趣味で集めているアジア系の食器類は見せてもらったことがありますが、真意のほどはまだ分からずです。しかし、事前情報から少々がっかりな食事情。本当にがっかりなのでしょうか。。。


見て、聞いて、体験した典型的なオランダ人の食事

食パン、ライ麦、全粒入りのローフ型のパンに、バター、ジャム、スライスしたチーズやハムを載せてオープンサンドにして食べます。ポイントはハムやチーズは一緒に乗せないこと。一枚ずつとって別々にパンに乗せることでおかずを節約できるのだとか(笑)それに温かいコーヒー、ミルクあるいは紅茶が一般的な朝食のスタイルです。朝は温かいものが食べたいと、お粥を作って食べるという友人もいるものの、極めて少数派です。

コーヒーと共に楽しむ軽食「Koffietafel」が主流で、丸めのバンズに挟んで、チーズやハムを挟んで食べます。また、朝と全く同じメニューをアルミホイルなどに包んで昼食という学生や社会人も見かけます。そこに持参したりんごやバナナがデザートになります。こうしたランチが主流であれば、お弁当を用意するのは楽ですね。ちなみに我が家は栄養と文化的な考慮からオランダ流ではありません。

唯一の温かい食事です。じゃがいもに、温野菜、お肉もしくはお魚。肉や魚の煮汁をじゃがいもにかけて食べます。毎日の変化は温野菜の種類なのだとか。
 私の大家さんはそんな典型的なオランダ人の食生活よりもちょっと手間をかけて、色んな野菜の入ったスープを作ったり、ミニ春巻きを作ったり、ちょっとしたバラエティを楽しんでいるようです。



各地の料理

やっぱり、質素なのか・・・日常では国全般的にシンプルな食生活のようですが、オランダ料理はジビエ、畜産が盛んな北東部、乳製品で有名な西部、濃厚なペイストリー、スープが有名な南部と、地理、歴史から特色ある料理があるようです。とりわけ、南部は高級料理が発展した唯一の地域で、伝統的オランダ料理の基礎を築いたのだとか。ペイストリーも豊富でクリームや果実などのフィリングある甘めのものから、甘くないものまで様々。南部に住んでいるのですが、まだ食べたことがないです・・・

食べ物の物価

ちなみに、日常の食材の価格ですが、オランダで生産が可能なもの、あるいは多く消費されるものは自ずと日本で購入するよりも安くなります。(1ユーロ=約130円)
例えば・・・
食パン800グラム(食パン2斤分の容量) 89セント~1.40ユーロ、チーズ 80セント~ ※チーズは大きさ、種類が豊富です。ちなみにカマンベールチーズ200gは80セントぐらいから購入可能です。
牛乳1リットル 50セント~、じゃがいも5キロ 2~4ユーロなど。

アジアの食材は日本よりも割高になりますが、一部を除いて物凄く高いというほどではありません。木綿豆腐 1丁 80セント~、アジア系調味料 1ユーロ~。
※純日本の食材は高いです。味噌500グラム4ユーロ、ダシ5g×10パック3ユーロ、海苔5枚3ユーロなど。けど、パーティーなどの催しものがない限りは純日本食材を使っての料理というものはあまりつくりません。

スーパーマーケットチェーン、Albert Heijn(アルバート・ヘイン)で扱うEuroshopperというブランドは赤いパッケージが目を引きますが、極めて安価で豊富な種類の商品を提供しています。スパゲッティ1キロが69セント、インスタントコーヒーは1.60ユーロなど。現在、これらの安価な商品のからくりを究明中です。

オランダ人は外食するのか?


一昔前は質素倹約をモットーとするオランダ人、外食を楽しむということはあまりなかったようですが、近年では年に何度かは外食をたのしむこともあると言います。食材は輸出大国であるため、比較的安価ですが、外食となるとお値段はかなりします。一般的なレストランでは平均的に20~30ユーロ(サラダ、メイン、デザート)。飲み物を注文すると一人あたり30ユーロほどします。日本のように、ファミレスなどのオプションがないため、外食はかなり割高となります。

移民国家とその影響




オランダは移民受け入れの国として有名です。私の住む街はその街の規模にも関わらず異なる国のレストランが多く、多国籍の料理が楽しめます。インドネシア、モロッコ、トルコなどオランダの歴史、移民事情からレストラン・テイクアウトのお店が見られるほか、勿論チャイナ、そして日本食・お寿司屋さん、ギリシア、スペイン、イタリア・・・。オランダ人のお金の使い方の優先順位から見ても、一昔前はオランダ人が外食をすることは希でしたが、近頃は外での外食をする人の層が増えているのだとか。

国際学生・社会人の間で流行っていること

持ち寄りのパーディ

さて、他国の学生はというとオランダの食生活を部分的に取り入れながらも自国の食生活を維持しているようです。

食に絡んで、国際学生の間で流行っているものをいくつか・・パンケーキボート。ワール川をゆったり渡る船の中でひたすらパンケーキを楽しむというもの。費用は18ユーロ(飲み物は別料金)。旦那曰く「パンケーキなんて沢山食べれるものではないし、味が短調で・・・」と元が取れなかったことに不満。景色と雰囲気を楽しむことを目的としているのだけどね・・・と思わず言ってしまいたくなるものの18ユーロ+飲み物代は結構な額。なぜなら、フィリピン貨幣で約900ペソ。900ペソあれば、お酒有りのちょっとした食事が楽しめるため、そのお金の使い方との葛藤もあるのだろうと、著者もフィリピンの金銭感覚が抜けぬため納得です(笑)

食べ放題の寿司。著者は海外で寿司はあまり好んで食べません。海外に来ているのだから、その国の食べ物を食べたいというのが主な理由。しかしながら、周囲は結構寿司を食いに出かけており、時にお誘いがかかります。

自国の料理を持ち寄ってのポットラックパーティ。お好み焼きは人気の一品。ムスリムの人が参加する場合もあるので、基本的には肉なしで調理。肉なしでも、ソースさえ美味しく作れば、パーティでみんなに喜んでもらえること間違えなし。

多国籍パーティもいいけど、オランダならではの料理をもっと頂きたいです。
 

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