今日は投票日

 今日は参院選の投票日です。こちらオランダでは、在外投票期間はすでに終わってしまい、今日の日本での選挙の結果を待っています。
 
 参院は議員の任期が6年と長く、衆院と異なり解散がなく、242人の定数の半分にあたる121人ずつを3年ずらして入れ替えていく半数改選の仕組み、中小政党に有利な比例代表や複数区の比重の大きさなどもあり、勢力図の変化にも時間がかかるため、有権者の1票月並みな言い方ですが、重く、向こう6年間にわたって国政に影響を与えていきます。

公約のポイント、エネルギー・社会保障・雇用問題
 原発の推進、維持、撤廃か?経済の活性化のため、原子力発電は必要?原子力をなくしてしまうと、電気料金の値上げ、産業雇用に大きな足かせとなると言われます。また一方で、廃棄物の処理には気が遠くなる年月を必要とします。原子力発電の推進では、将来の世代へのつけの先送りだと思われます。
 社会保障、現在は「賦課方式」、現在支払っている年金は全て現在の年長者の年金となっています。少子高齢化で社会保障費が急増する一方で、税収は増えていないという状況があります。税収の確保に消費税を上げることのみで本当に対応できるのでしょうか?賦課方式から積立方式へ移行すべきか。
 新卒で社員になれなかったらもう安定した生活を営むことはできないのか?正規雇用と非正規雇用の格差は一生でかなり大きなものとなります。これまでの年功序列、終身雇用、新卒一括就職など日本の雇用が制度疲労を起こしているように思います。これをどう考えるか?

 社会保障、エネルギー問題、雇用の問題、一票を投じる先を決める各党の公約を見ながら、●●党のエネルギー政策には反対だけれども、社会保障では▲▲党がよいなどと、パッケージで選択しなければならないようなジレンマを感じる訳です。仮に理想に近い公約を掲げている政党を見つけたとしても過剰な期待をしないという姿勢、それは白けではなく、任せ切らないという姿勢を持ち続ける、つまり選挙期間中のみではなく、常に政治の動向を気にかけることが大切なのではと感じます。政治って、わかりづらい・・・と敬遠されてしまい易く、また自分とは関係ない場所で動いているように感じられるので、関心を継続させ、理解を深めていくため政治家先生とお話できる、また意見を持ち込める仕組みが今後もっと重要視されないといけないのではと感じます。
 
 

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