フィリピンからオランダへ(2)~ドバイで約9時間のストップオーバー

8時間30分のストップオーバーは改めて長いと思いつつ、どうせならとの空港を歩いて回ってみました。

エミレーツの4時間以上のストップオーバーに対して無条件に配布される食事券をもらい、早々に出発ロビーに向かいました。ビバ!エミレーツ
改めてハブ空港という名にふさわしく、とても広く、2分に一度の離着陸があると聞きます。到着したビルと出発するターミナルのビルは異なるため、空港内を走る電車を利用して移動です。

クラーク国際空港から飛び立ちドバイに着くと現地時間の午後11時ごろ。24時間の不夜城なる空港も流石に人の流れも少なく、そして従業員も少々リラックスモードであるのを感じます。その証拠に、従業員同士の私的な会話に花を咲かせていました。一見した感じ、韓国のインチョンのようなエンターテイメント性はなく、ひたすらDUTY FREEのお店がやレストランが並んでおり、まぶしい光に寝不足の私はくらくらしますがこういうものなのでしょう。

まずは、仮睡眠が取れるリクライニングベンチを求めてさまよいました。そこで一時間ほど仮眠、そして空港内をうろうろしました。

歩いてみて気が付いたことは、アジアに比べてグンとアラブ系の空港利用者の割合が増えたのは立地上勿論のこと、至る所にフィリピン人従業員が働いていること。私のゲートを案内してくれたのもフィリピン人、ふと振り向いた売店に立っている売り子さんもフィリピン人、そして食事券で入ったレストランのウェーター・ウェートレスのほとんどがフィリピン人でした。しかもビサヤ地域の人たちらしいことが、話しぶりから分かります。ちなみに私はビサヤ語が分かりませんが、オランダのフィリピン人コミュニティの御姉さま方が話す話し方そっくりで聞いてみるとやはりその方面からの人たちでした。

最後少々立ち話をすることに。レストランのウェーターはミンダナオのブトアンの出身とのこと。先日同地を襲った台風アガトンに話題が及びました。家族は無事でしたが、子どもたちが怖がり携帯電話にメッセージを送ってきたのだとか。フィリピン人の人口の10%は海外で、OWFという海外出稼ぎ者がしめる割合が多くそして多くの人が実家に送金しています。

フィリピンの給与手取りと生活費の高さを考えると納得です。フィリピンの平均給与は20,000万円ほど、その中から年金・社会保障が引かれ、そして交通費も自己負担ですから、稼いでも殆ど手元に残りません。そうなると海外からの送金は非常に有難い収入源になることは言うまでもありません。

ドバイでフィリピンづいてしまいました。さて、まだ旅も半分を過ぎたばかり、もう一息でオランダの地を踏めますが・・・ここからが長いです。

フィリピンからオランダ(1)~クラーク国際空港からの旅

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