ナイメーヘンでのカーニバル (2)

カーニバルを見に町の中心部に出かけました。同じようにカーニバルを行うブラジルのリオのような豪華さはありませんが、皆が楽しめるイベントとして町に長く定着しており、私は昨年に続いて二度目となります。
2時から始まる仮装パレードを見ようと人垣ができていましたが、皆身長が高く全く見えないため、良いスポットを探して歩くことに・・・

子どもたちに大人気のピノキオ

町のシンボルである時計塔が見える通りもまだ多くの人がいましたが、かろうじてスペースを見つけてそこに陣取ることに。しかし、またしても、長身のオランダ人が孫娘を肩車して立つものだから、やはり視界は限られてしまいました。それにもめげず、仮装パレードを見学。

気温は10度以下と寒いながらも幸いなことに太陽が顔を出す陽気に、カフェの屋外席に陣取りパレードを楽しむナイメーヘン市民も居ました。曇り空であることが多い気候であるため、太陽が顔を出せば外に出たいと思うオランダ人。特にこうした年に一度の特別なイベントならばなおさらで、暖かいコーヒーを片手にパレードを楽しみます。

パレードの楽しみは各チームごとの仮装。海
バービー
賊、中世の貴族、王族、ネイティブ・アメリカン等。子どもたちは自分が知っているキャラクターなどが通ると彼らに向かって呼びかけます。「ピノキオ~」と叫ぶ子どもたちが多くピノキオが人気でした。

私のお気に入りは箱入りのバービー人形。顔が似たり寄ったり(汗)のバービーですが、違いを色んなコスチュームを着せ見事に表しています。ピンクの箱に入り、金髪にカラフルな衣類をまとい、全体の色合いがとてもかわいい。

子どもたちの楽しみとするイベントですが、自らも仮装出来ること。時には親子仮装も見かけます。普段と異なる格好を楽しみ、またパレードでは紙吹雪と共にキャンディー、チョコレートなどが投げられます。子どもたちは袋を持ってきて、屋台からあるいは行進中の人たちから投げられる、あるいは手渡されるお菓子を集めます。
本当は子ども用で、かつ私もとくにキャンディーが食べたいというわけではないのですが楽しくて思わず降ってくるキャンディーを集めてしまいました(笑)旦那に思わず、子ども用なんだから・・・とたしなめられましたが、キャンディーが降ってくるというのは面白いと、やはりはしゃいでしまいました。

パレードの戦利品



火曜日でどんちゃん騒ぎは終焉します。そして、水曜日は「灰の水曜日」。四旬節の初日となり、ミサが執り行われます。多くの人が参加したカーニバルパレードですが、四旬節の期間にイエス・キリストの死を悲しみ、罪を悔い改め受難節を守る(断食、肉食を絶つ、酒を飲まない等)という人は世俗化したオランダ社会ではあまりいないのではと思います。それが良いか悪いかはともかく、カーニバルを1つの季節の区切り、そして1年の中で訪れる1つの区切りとして、1月、2月を振り返りたいと思いました。



ナイメーヘンでのカーニバル(1)

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