フィリピンで台風に備える

雨季、そしてもうすぐに台風のシーズン到来です。
特に今年は猛暑が続きましたので、皆口々に今年の台風は強くなるはず!と言っています。しかし、それに対して特に何か備えがあるわけでもないわけです。

先週に行ったユースキャンプではヌエバエシハ州を通過した台風サンティの話が出てきました。フィリピンの穀倉地帯に甚大な被害をもたらしたこの台風!

しかし、ここビコールでは台風は年中行事。ビコール出身の友人は「ビコールは台風のハイウェイ」といい、旦那も幼少のころは毎年通過する台風のための洪水で、家族全員テーブルの上で一晩過ごすこともしばしあったといい、どの台風がどんな被害・・・なんて覚えてないよ~という様子でした。

災害に強い町・・・ではなく、災害に強い人々、いや災害に鈍感になった人々の住むビコール。鈍感にならないと生きていけないのは分かりますが、皆さん慣れ過ぎです。

昨年の超大型台風の経験から、備えが欲しいものです。

行政の防災に強い街づくりなどを待っていたら、何も出来ないので、個人で出来ることを考えてみました。

停電対策

家にはキャンドル、そしてすぐ手の届くところに懐中電灯の常備です。
私の住む地域、強いまとまった雨が降ると停電する傾向がありますので、台風でなくてもこれは必要です。

洪水対策

ゴムボートの準備!ができればよいのですが、普段必要ないのと場所を取るのであまり現実的ではありません。なので、自宅が一階部分に位置する場合は、二階家の親族宅など避難先を決めておく。貴重品(財布・パスポート)用に防水性の入れ物を準備

食料品

1週間は食べ物を入手できずともしのげるものが必要と思われますが、それはこの国では理想論。インスタントヌードル等は梱包が甘いため、蟻の餌食になり長期の保管は出来ません。何が保存食として有効か?缶詰もの以外何がこの国で有効なのか現在検討中です。


医療品

応急措置のできるものを準備。消毒液は必須、なんせ洪水の水にはいろんなものが流れてくる他、衛生面から見てもとてもきれいではないので、ちょっとの切り傷でも必ず消毒液で消毒することが重要となります。当たり前だろ!と思われますが、実はこの当たり前があまり出来ていなかったりします。

マスクは、特に台風と洪水が引いて日照りが続くと乾燥して、埃まみれになります。マスクやハンカチ等があることで、喉の炎症を防げます。※2009年の台風オンドイの時、被害の大きかったマリキナ市に住んでいましたが、台風が去ってから暫くの晴れ日で乾燥、そして至る所埃だらけでした。

その他

ビニールシート。台風・洪水があれば勿論至る所水浸し。寝られる場所などありませんので、ビニールシートなどがあると助かります。

何はともあれ、何かが合った時のために避難先の確保、避難の目安(近くの河川の増水状況)、何を持っていくのかを決めて置きたいものです。

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