[中欧旅行] 古都プラハを歩く (1)

チェコの首都プラハの街は、街そのものが芸術作品のよう。中世の面影を色濃く残す家々、石造りの小道、アーチが美しい橋、街を見下ろす古城。そのため、街を一日ぶらぶらと歩くだけで、異国情緒を味わうことができます。

カレル橋:プラハを流れるヴルタヴァ川に架かる橋、石造りの橋は歴史を感じさせます
映画「ミッション・イン・ポッシブル」のロケ地でした。

プラハ観光の一日は、昨晩通った国立博物館前からスタート。国立博物館を背にヴァーツラフ広場を闊歩。広場に並ぶ屋台にはチェコを代表する食べ物の1つ、ソーセージ、甘味トゥルデルニークを販売しており、よい匂いが一帯に漂っています。

旧市街広場を通り抜けて街のランドマーク、カレル橋へ向かうことに。多くの観光客も同じく、カレル橋、そして橋を越えた王宮に向かうべく、人の波が出来ていました。

橋のたもとは写真撮影のポイントの1つで多くの観光客が、個人、家族、カップルで記念撮影。(恐らく、朝もう少し早い時間に出かけると、人も少なく雰囲気を味わえるのではないでしょうか。)

そのあとは、川に向かう形で設置されてるベンチにもたれ、モルダウ川の流れ、そこにかかるカレル橋、対岸の王宮、千年の都の眺めを楽しみました。カレル橋から眺めを楽しむべくゆっくり橋からの風景を楽しみます。



橋を渡ると、当に中世を思わせる世界が広がります。




石畳の道をゆっくり登っていくと、王宮に到着します。上り坂をずっと上がってきたものの、身体はものすごく冷えます。天気予報では4度、しかし体感温度はマイナス2度とのこと。寒いはずです。

しかし、坂を上りきるとその寒さが吹き飛ぶような風景が眼下に広がります。

寒空の下に広がる、中世の色合いを強く残したプラハの街並み
おとぎ話に出てくるようなかわいい街並みにうっとりです。

三角の赤い屋根の家々。町はモダンなカフェやタイマッサージなど商業化が進んでいますが、高台からの眺めではきっと千年前とも大きく変わりはないだろうと思わせるほど、中世の風景見ることが出来ます。

聖ヴィート大聖堂

旧王宮の門から中に入る時に人垣ができていました。何かと思って見ていると、警備兵の交代の時間。3人の警備兵が入り口に向かって行進してきます。儀式めいた交代の様子を観た後は前進。

警備兵の交代の時間
歩みを進めると、ゴシック建築の代表的建造物、聖ヴィート大聖堂が見えてきます。これは、かつて高校世界史の資料集に掲載されていた大聖堂・・・のはず。正面に82メートルの二本の塔、内部は、34メートルの天井、幅60メートル、奥行き124メートルの大聖堂は14世紀に建造がはじまり、その後は完成されることなく数世紀が経ち、後に19世紀末から修復と完成させるためのプロジェクトが始動し20世紀初めにようやく完成しました。

チェコの画家あるミュシャがデザインしたステンドグラスが建物に美しさを添えています。北部の窓は聖書の創世記のシーンを表しています。

坂を下り、城外に出ると先ほど通ったカレル橋が右手に見えます。垂れこめる雲の合間からさす光が美しく、ここでもちょっと足を止めてしまいます。

ベドルジハ・スメタナ作 モルダウ川の流れを思い出します


日中の風景は夜間の風景とは趣が異なります。どちらも美しいのですが、私は日中の方が好きです。カラフルにペイントされた建物と窓、青空のコントラスト、晴れていれば向かい合って立ち並ぶビルに反射する太陽の光が反射して、きらきらとしてきれいだと感じます。








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