ハグピート迫るビコールのとある町の様子

町内を消防自動車が注意喚起のために見回る際のサイレンが何とも物々しく、台風はまだビコール地方からは遠いものの、風が強くじりじりと迫ってくる様子を感じます。

日が暮れると、紫色の薄明るい空色となり、ごうごうと鳴る風が田んぼを抜けていきます。風が木々を揺らして鳴る音を聞き慣れずお隣の犬は不審者の出現を思ってか吠え続けています。

ニュースではサマ―ルで洪水高波が発生する予想があり、多くの住民が避難所で不安な夜を過ごしているようです。飛行機、船は欠航。教育機関、行政機関もお休み、といっても行政の担当者は災害の備えをしているはず。

昨日から休校であるため、こどもたちは日中は強風の中遊んでいます。台風のため日が照らない日中は暑くなく、そして台風の風で涼しいため、子どもたちは心配する大人をよそにやや嬉しそう。

台風ハグピート(フィリピン名:ルビィ)のビコール地方直撃は免れた様子(といっても途中で進路変更するかもしれないけど)で、一息。しかし、台風が一番近付く明日の午後には「恒例」の停電があること間違いなし!そう予想するも現時点で長時間の停電を経験せず済んでいるのが何とも有難いかぎり。電気があるって素晴らしい。

インターネットは回線速度が遅いものの、それでも機能しています。こうしてブログをアップデート出来るものその御蔭。

そして、警報レベル2にランクされる同地方で、サマ―ルに上陸している現時点(夜7時)でまとまった雨はありません。今回の台風は雨よりも風をもたらす台風なのではと予測をしています。

経済的に余裕がある隣町では、体育館などへ川沿いの住人が避難しているとラジオニュースは状況を伝えています。ここは近隣の市よりも土地が低く、洪水の恐れがこちらのほうが高いといえばそうですが、自宅待機。田舎では大きな家を持つお宅にお世話になるというのが一般的だとか。しかし、コミュニティの絆が薄れる現在、どうなることか・・・

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