[国際結婚] フィリピン人に嫁いだ日本人妻の苦悩―いろいろぶちまけます!(4)


まとめ

苦悩―理解してもらえるという期待を持たないこと

海外生活、特に旦那の地方で生活した中での“悟り”は、「理解してもらえると期待しないこと!」。(まぁ、日本にいたときから期待したためしはありませんが・・・)

例えば、フィリピンでローカルの給与で生活すると、日本に帰国するだけの費用を捻出するだけで、数カ月かかります。家族恋しのフィリピン人ですが、外国人が同じように故郷を想い、家族を想うと言うことに関しては、無関心です。

日本人だからお金もあるしなんとかなるだろう、日本人だから日本の家族がなんとかしてくれるだろう、ビザもなく入国できるだろうから家族を呼ぶことも簡単だろうと・・・と思っている節も正直あります。

フィリピン人が海外に行くに比べて、日本人の渡航はビザや経済的な面で比較的に易しいのですが、両親が著者の結婚式に参加できなかったことから、悟ってほしいです。ことは、そんな簡単ではないのだと。

日本人であることをフィリピン生活中に強く意識したことはありませんが、こういう時に自分は日本人に見られているのだなぁと感じます。特に親族が一度も地方からも離れたことがない場合は、外国人嫁や婿に対する理解は一切ないと考えるのがよいでしょう。

断絶、しかし・・・

突き放した言い方ですが、期待しないこと。それにつきます。なぜなら、外国人である著者と旦那の家族、周辺の人間との間に断絶があり、それを無くすことは容易ではありません。

じゃあ、何も解決しないのか?

一緒に生活しながら、互いを知り合いながら、ああでもない、こうでもないと時には両者ともに気分悪い思いをしたり、楽しい時間を共有しながら距離を縮めていくこともできると感じています。一朝一夕にできる関係性などはないのは、男女の婚姻によって突然家族になった人々の故です。婚姻を通じた家族関係での共通項は、夫や妻を通じての血縁関係意外はないのですから。

国際結婚シリーズ(以下)では、少々オブラートに包み、さまざまな人の体験談を交えて書きましたが、今回は少々ぶちまけてみました。フィリピンの親族はどうせ日本語わからないからいいだろう!って思って書いたわけではありませんし、彼らを責めているわけではありません。日々お互いいろいろありますが、家族の一員と思ってくれる旦那の兄弟姉妹、特に義母に関しては感謝の思いです。(あ、旦那もね。


合同誕生日会のケーキの一つ。 
義母の誕生日と甥っ子姪っ子の誕生日と共に準備されたケーキ。
我々夫婦の結婚5周年記念を祝ってくれています。
ケーキは食べられませんでしたが、ジーンとしました。

これ、本当に。よく、片言のビコール語しか話せない嫁を受け入れてくれているなぁと、時々じっと義母の顔を見てしまいます。(なんでこの日本人嫁、顔をじっと見ているのだろうと不思議に思ったかもしれません)。言葉を習っても、話せるようになっても、意味することが本当に伝わるのはいつなのか・・・それは分かりませんが、価値ある挑戦だと思っています。

ですので上記の出来事は、頭にきた!というよりはどちらかと言うと、もどかしい気持ちで、時にやるせない気持ちになる事柄などです。

これらの事柄が、無事に結婚10周年を迎えられた時にはどうなっているのか、そもそもそれまでこのブログが続いているのか、是非見守ってください。

フィリピン人に嫁いだ日本人妻の苦悩―いろいろぶちまけます!ページ 4/4

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