オランダ人が作る寿司ーDe proefkeuken

日曜日、偶然テレビをつけたらやっていたのがnpo zaapのDe proefkeuken「調理実験室」。日曜、朝の子ども向けの番組でオランダ人男性2人がせっせと寿司を作っていました。挙動不審ながらもその必死さに、思わずチャンネルを変えず見続けてしまいました。
調理実験室のお題は「寿司」。
画面下にオフィスラブも順番待ち♡などと書かれている。多くのオランダ人には分からぬこの表記・・・
De proefkeuken (c) npo zaap
https://www.zapp.nl/deproefkeuken/nieuws/24029-aflevering-6-sushi


番組の流れは、お題「何を作るか」の発表、材料を入手、調理し、食べるという至ってシンプルなもの。しかし。ニンジャ、ニンジャ、サムライ、サムライと番組冒頭から繰り返し、波乱の番組展開を予想させます。

まず、海苔。海に行き、海藻を採取。実験室風の部屋(キッチンではない!)に持ってきて、刻み、型に入れて”ドライヤー”で乾燥させ海苔を作ります。包丁も用いるものの、工具も使用!

市場にいき、新鮮なマグロの赤身、サケ、はまちを仕入れます。これで完璧!と思いきや、ほしかったのは実はすり身のカニスティック!カニスティックを入手すべく、その材料となるカニ漁にも出かけます。カニスティックを作るため、スティック状にするための機械も手作りと、やたらと手をかけるます。しかし、なぜがカニスティックの赤い色を口紅で付けていました。。。

お手製のカニスティックを作る型。ところてんのように後ろからねじ式で押しています
De proefkeuken (c) npo zaap
https://www.zapp.nl/deproefkeuken/nieuws/24029-aflevering-6-sushi


新鮮なマグロで十分すぎるほどおいしい寿司が作られると思ったのですが、実はオランダのスーパーマーケットで販売されている寿司のパック(3ユーロ)ほどのネタには決まってカニスティックが入っています。

中国語の書籍あるいは古典を手にして、寿司を作成。背後に流れるのは中国風の音楽(笑)ともうやりたい放題。

De proefkeuken「調理実験室」という番組は、ウィリアムとピーターというちょっとおたくっぽい男子2人が食べ物を一から作るという趣旨の番組。材料もスーパーで買うのではなく、海や山に繰り出し採取。どうやって作るか?そのたべものは調理可能か?調理のために必要なのは何か?等々、子ども向けの番組のため、こどもの興味を刺激するように作られています。

市場で働く人、漁師さんなど現場の人を収録する、とても面白い番組の作りだと思いましたが、これでまたオランダにおける日本への理解ではなく誤解が深まりそうです。なので、かなり前に作られたラーメンズの寿司を本気にする人が出てくるのでしょう。




参照リンク
De proefkeuken(オランダ語ですが雰囲気は伝わると思います)
https://www.zapp.nl/deproefkeuken/nieuws/24029-aflevering-6-sushi

https://www.npo.nl/de-aardappeleters/16-01-2017/VPWON_1259275

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