海外でパスポート切り替え申請!

著者は今年でパスポートがきれてしまうので、旅券(パスポート)の更新をしました。忘れがちなりますが、海外に旅行する際は近隣の国でパスポートの残存期間が3カ月、多くの国では6カ月、帰国時に残っていないといけません。著者の旅券はまだ8カ月の残存期間がありましたが、今年の旅行予定を考えると早めの申請がよいと思い、今回申請に至りました。

日本国外で在外公館を通じてパスポートの申請をするということで、はて、どうなるか?と思いましたが、思いのほか簡単でした。著者の所在地は、ハーグ、在蘭日本国大使館の所在地であるという個別の条件の他、国内で申請する場合よりも申請時、そして受け取りの時に並ばず手続きができたためか、同じ手続きながらも海外での申請の方が簡単であったように感じます。



旅券申請の流れ
1. 「一般旅券発給申請書」の入手
2. 「一般旅券発給申請書」の記入と必要書類の準備
3. 申請書類の提出
4. 支払いと旅券の受け取り

1. 旅券申請書類の入手

1)「一般旅券発給申請書」の請求願書のウェブ申請
著者のように在外大使館が生活圏にある場合は直接大使館に行き、申請書を入手可能ですが、平成28年から、ウェブ上で記入しそれを印刷し、大使館に提出できるようになり、必ずしも大使館で入手する必要はなくなりました。

大使館に申請書を入手する手間が省けるのは、申請者と大使館職員双方にとってよいシステムなのではないでしょうか?しかし、現時点(2017年7月)ではオンラインでの旅券申請はできません。

日本国外務省、パスポート申請書ダウンロードページ
日本国外務省、パスポート申請書ダウンロードページ
一見すると、ここから旅券の申請ができそうですが、オンラインで入力して、それを印刷して最寄りの在外公館に持って申請します。
これは、日本国内では使用できません(2017年7月現在)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/download/top.html

2) 旅券申請書の請求願書送付での申請
もし、ウェブの環境がよくないため上記のシステムが利用できない場合、そして遠方に住んでいる場合は、返信用切手を貼ったA4サイズの封筒と、現在所有する旅券のコピー、旅券申請書の請求願書をご記入したものを同封し、大使館へ送付し、申請可能です。

旅券申請書の請求願書は外務省のウェブサイトからダウンロードできます。これをプリントアウトし、必要事項を記入、切手同封して送ると、申請書が後日自宅に送付されます。

2. 「一般旅券発給申請書」の記入と必要書類の準備

1) 申請書の記入
オンラインで申請書の記入が可能になり著者はかなり容易になったと思っています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/download/top.htmlから、居住地の「海外」をクリックし、下に少々スクロールすると、「申請書ダウンロード」と表示されているので、 一般旅券発給申請書(10年・5年)の申請書ダウンロードをクリック。あとはページに従って記入していくだけです。もし、記入漏れがある場合は、下記に赤くエラーの表示がされます。
マニュアル(外務省ウェブサイトにマニュアルのPDFファイルがあります)があるためそれを確認しながらの記入が可能です。

外務省ウェブサイトより
記入事項は”必須記入”事項となっているため、空欄では次のページにはすすめません。
2) 提出書類の準備
大使館のウェブサイトによると申請に必要な書類は次の通りです。 
a. 旅券申請書:1通
b. 写真(カラー、白黒どちらでも可):1葉
c. 戸籍謄(抄)本 1通
※身分事項の変更の事実が記載されたもので6ヶ月以内に発行されたもの
d. 現在所持する有効な旅券 
e.オランダのIDカード(滞在許可証)
f. その他参考となる書類

a. の申請書は上記のオンラインで発行された申請書を印刷し持参、あるいは、郵送等でとりよせた書類を持参。

b. の写真の規格についてはhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/ic_photo.htmlが詳細に説明されています。海外で撮影したものは、日本式の写真の縦横幅と異なることがただあります。

c. 戸籍抄本・謄本についてですが記載の変更がない場合は提出を求められないということもあります。特に、気軽に頼める家族や友人が日本の地元に居ない場合は、戸籍の入手は結構時間がかかるため、書類の提出の必要がないということはありがたいことです。著者は、事前に在外公館に尋ね、必要書類を訪ねた際に戸籍謄本・抄本の提出の必要がないことがわかりました。著者は、国際結婚をしておりますが苗字は変更しておりません。必要性については戸籍謄本・抄本については、在外公館に尋ねてください。

d. 有効な旅券
有効な旅券は、申請時に提出しないといけません!つまり、新規の旅券を入手するまでの期間、営業日7日間土日を合わせて10日前後は、海外に旅行できませんので要注意です。そのため、仕事などで海外に頻繁に旅行する人は前もって旅券申請の手続きをすることをおススメします。

3. 申請書類の提出

上記の必要書類を持って大使館へ。大使館の職員さんも一緒に必要書類に不足がないか確認してくれます。そして、いつとりに来たら良いのか、教えてくれます。7営業日が目安です。例えば2017年7月19日(水)の提出なら、来週の7月27日(木)が目安となります。

4. 支払いと旅券の受け取り

手数料は一般旅券新規・切替(10年)で131ユーロ(今年度初めは117ユーロでしたので、少々値上がりしました。)
この際に、希望すれば古いパスポートも引き取れます。古いパスポートは、パンチでVOID(無効)と穴が開けられ、使用できない形で返却されます。

VOID(無効)とパンチされた旅券
VOID(無効)とパンチされた旅券
あぁ、10年間の旅の思い出よ!



古いパスポートは捨てないでください。旅の「思い出」という側面よりも、実際の必要性故です。今後外国でビザや永住権の申請する際に、過去のパスポートの記録等が求められます。日本国外非居住期間の年金の保険料免除申請時、使用済みのパスポートはいつからいつまで海外にいたのか、その記録を示すことができる書類となります。

夏は旅行のシーズン、旅券の残存期間など心配せず、旅を楽しみたいことろです。そのためにも早めに旅券の更新を行うことをおススメします。


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