フィリピンの治安:危険を避けるためにできることは?

どうしたら危険を避けられるのか?

以前に、ブログ「フィリピンの治安:本当に危ないのか?どうしたら危険を回避できるのか?」でも述べましたがポイントが何点かあります。いくつかは当たり前すぎることですが、著者がフィリピンに生活し、また行き来する現在も気をつけている点です。

マニラの鉄道駅、路線
マニラの鉄道、路線 (ケソン市)2017年2月撮影


移動時

1) 危ない場所・地域の把握
宿泊施設周辺の道が暗い場所等の把握をすること。
地元の人が危ないという所に興味本位で近づかないこと。
スラムやごみの埋め立て処分所があるパヤタスなどの地域に行きたいという旅行者に会ったこともあります。周辺地域ではギャングなどもおり、予期せぬ形で争いなどに鳴きこまれることもあり、土地勘がある地元の人も近づかないため、よほど目的ある訪問ではない限りはおススメしません。

2) 早朝・深夜の移動を避ける
なるべく避けたいのが早朝・深夜の移動。フィリピンの夜道は街頭があっても薄暗く、タクシーでの犯罪も夜の時間帯が多いです。
しかし、友達と楽しく過ごし帰宅が遅くなることや、格安チケットなどはフライトが早朝や深夜となることも。

遅くなった場合は
・可能であれば友人に送ってもらう。
・一人旅の場合は、空港の近くに宿をとる、あるいは出発の前日に移る。
・UberやGrabなどを利用し、白タクを利用しない。
関連ブログ「タクシーはもうやめた!UBERとGrabを使って快適便利なマニラ移動

タクシーに乗車する際にチェックしたい点
・新しい車種か
新しい車でかつ内部をきれいにしている運転手であれば、客商売であることを意識している運転手です。また、ボロい車の場合は途中でエンストする可能性もあります。
・運転手が身分証をちゃんと出しているか(運転手はラミネートで加工された自分の身分証を常にお客さんが見えるように掲げないといけないが、何か悪いこと(ぼったくり、違法メーター、強盗等)を企んでいる運転手は、自分の身元がばれるのを恐れ、IDを隠している。)
・ドアに車のナンバーと会社の電話番号が書かれているか
関連ブログ「フィリピンの滞在を楽しむには(2) :マニラでタクシーを上手に使う

3) 服装はシンプルにして目立たない
顔立ちと動作で外国人であることはばればれですが、それでも服装はおしゃれをせず、地元の人たちがしているような格好(Tシャツ、ジーンズ)をして周囲の雰囲気に溶け込むこと。やはり、貧富の差が激しい社会なので、日本では標準的な格好でも「金持ち」と見られ、犯罪のターゲットにされることも。

4) 知らない場所に行ってもキョロキョロしない
不慣れであることで、犯罪者がつけ入りやすくなります。きょろきょろしなくてもよいように、はじめていく場所はしっかりと下調べをしていくこと。

5) ひったくりやすりの防止のためにカバンの持ち方に気をつける
カバンは後ろに背負わず前にする。ひったくりの防止のために車道側にはハンドバックなどを持たない、などの注意が必要です。
フィリピン人でも、後ろに背負っているカバンにカッターなどで切られて中身を取られたということもあります。

6) 人ごみを避ける
人込みを避けるというのは首都圏マニラにあってはほぼ不可能ですが、緊急事態となった際に人込みに押しつぶされる等の危険を避けるために、人が多い場所はさけるほうがよいでしょう。

宿泊施設

1) 部屋の鍵の確認
部屋の鍵がしっかりしてない宿泊施設も実は結構あります。宿泊施設到着後、カバンを開く前に鍵がしっかりかかるのかを確認すること。

2) 避難経路の確認
火災・テロなどの緊急事態に備えて、避難経路を確認しておく。

観光地

1) 他人をたやすく信用しない
旅の魅力の一つは出会いなのですが、人を無条件に信頼しすぎないように。詐欺はまずは相手を信用させて、それから隙を狙って犯行をします。個人情報を教えすぎないこと。
睡眠薬強盗等もまだ報告されているとのことなので提供されたものを不用意に口にしないよう心がけること。

2) 露出をさける
特に女性は!ですが・・・フィリピンは暑く、そして旅行で開放的になりかなり露出度の高い服を着る人もしばし。しかしフィリピンでは、海水浴であってもTシャツと短パンを着て泳ぐほど皆肌を出しません。意外と保守的なフィリピンであることをお忘れなく。

テロの予防措置・対処法

テロに関しては外務省のウェブサイトでは、以下のポイントをあげています。
1)予防措置
ア 退避ルートを確認する。
イ 隠れられる場所を確認する。
ウ 常に周囲の状況に注意を払い,不審者や不審物を見かけたら速やかにその場を離れる。
2)対処法
ア その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる。
イ 頑丈なものの陰に隠れる。
ウ 周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。
参照:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C089.html
予防措置として挙げられた、ア. 退避ルートの確認は、新しい場所に行った場合に習慣化したいことです。また、ここには書かれていませんが、携帯の電源は速やかに切っておくのがよいでしょう。身を隠している場合に着信音がなってしまってはいけません。

ブログ「外務省、とうとうデューク東郷(ゴルゴ13)に仕事を依頼!ー外国での治安問題に対処

知人・家族とのトラブルを避ける

このブログは、短期滞在者の安全対策のために書いていますが、中には短期滞在しフィリピンにいる親族に会いに行くという人もいると思います。

この場合のポイントは1点。相手が誰であっても,公衆の面前で罵倒し,恥をかかせることはしないこと。メンツを潰すことで、いらぬ恨みを買います。


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