フィリピンのサリサリストア - 品ぞろえ、利用方法

フィリピンの至る所で見かけるサリサリストア。サリサリ(様々な異なるもの)、その名の通り、何でも手に入る品ぞろえのフィリピン庶民の”コンビニ”。
規模にもよりますが、小売で調味料、菓子、生活用品等、生鮮食品以外のほとんどのものが手に入るといってもいいでしょう。

サリサリストア内部
サリサリストア内部
田舎のサリサリストアなので、品ぞろえはそれほど多くはありませんが、いろいろな商品が所せましと並んでいます。著者は旦那の実家で時々サリサリストアのお手伝いをしておりました!
フィリピンに滞在した際は、是非このサリサリストアを利用してみてください。フィリピンの生活を少しながら覗くことができると思います。このブログでは、サリサリストアで購入可能な商品、そしてその利用方法などをまとめました。

1. サリサリストアで入手可能な商品

様々な品があるとはいうものの実際、何が買えるのか?また、お店には値札がないため、おおよその値段(ペソ表記)しました。※値段は場所によって異なりますが、目安までに記しています。

スナック類
ちょっと小腹がすいたらサリサリストアで購入する最たるものがこちらスナック類。
クラッカー、キャンディー、ビスケット、スナック菓子。お店の規模に依りますが、スナック菓子は20ペソほどするような品物はあまりおいていません。
スカイフレークなどのクラッカー一袋(3枚入り)は大体6ペソ前後。キャンディは1個1ペソほど。


ドリンク類
粉ジュース(フルーツ系、アイスティ等)(10~12ペソ)、コーヒー、ミロ(6ペソ)、瓶ジュース(ポップコーラ等)あるいはプラスティックボトルのジュース(コーラ、スプライト等)、ビール(サンミゲル、レッドホース)

コーヒーやミロは朝の時間帯によく売れます。コーヒーとは既にコーヒー、クリーム、砂糖が入っているもの。粉ジュースも氷と共に特に夏場によく売れます。瓶ジュース類は、お店が大きな冷蔵庫を持てるようであれば販売されています。瓶ジュースは220CC前後で大体が10ペソほど。その場で飲むばあは瓶にストローを挿入、もし持ち帰りたいのであれば小さいビニール袋に入れてくれます。

Sargines フィリピンの缶詰
Sardines、イワシの缶詰
料理を作るのが面倒な時、あるいは食事時、
もう一品欲しいときに購入されています
缶詰類
ミートローフ、コンビーフ、ツナ等ありますが、イワシの缶詰(Sargines)が一番安価で、多くの人に食されています。この缶詰、著者がフィリピンで一人暮らしの時は調理が面倒で時々購入しておりました。



調味料
油、砂糖、塩、味の素、しょうゆ、胡椒、ブイヨンなどが一袋づつ売られています。値段は安いもので1ペソから。醤油の小さいサイズは10ペソ以下。
油は透明なビニール袋に100~200ccほど入れられて売られています。

調味料ではありませんが、フィリピン料理に欠かせない、赤玉ねぎなどを販売していることも。

生活用品
勿論小売のシャンプー、コンディショナー(6~7ペソ)、石鹸(15~17ペソ)、洗剤(9~12ペソ)、食器洗いの洗剤(小6ペソ、大12ペソ)などから、生理用品、おむつまで・・・

携帯のプリペード
携帯のプリペードはカードとして販売せず、電話の通信を使って、利用客にロード/クレジットを送信します。どの会社のどんなサービスに対応しているのか、お店の前に出しています。(Smart, Globe, Sun等)通常は手数料として、クレジットした料金に1~3ペソの追加となります。

電話の月末払い契約が可能な定職についている人たちばかりではないフィリピンでは、こうしたSIMカードの個別販売とクレジット送信のサービスは非常に重宝されています。

の他:季節限定品?
サリサリストア店頭で販売されている夏期間限定のハロハロ
卵(6~7ペソ)、氷(3~5ペソ)、インスタントヌードル、タバコなどの嗜好品(ばら売り)、あるいはハロハロ(10~15ペソほど)を作って販売するサリサリストアもあります。

何故氷か?お家で定期的に氷を作っていない、あるいはそもそも冷蔵庫がない家もありますので、夏場はよく売れるアイテムです!

また、タバコもよく売れるようですが、倫理観から置いていないお店もあります。

2.サリサリストアの利用法

利用法ですが、基本的には商品名(時にその商品の代表的なブランド名)とその個数を告げると品物をだしてくれます。なぜ、ブランド名かというと、シャンプーや洗濯石鹸はいくつかのブランドを扱っており、また値段も異なります。多くのサリサリストアではお客が直接商品に触れられないようになっていますので、小窓から商品を受け取りお金を払います。

例えば、使い切りのシャンプーがほしい場合は、クリームシルク、リジョイス等。ブランドによって値段に弱冠(1,2ペソ)の違いがあります。

そんなの知らない!という場合は、普通にシャンプーと告げ、いくつかのブランドを見せてもらい決めます。

支払いは勿論現金ですが、ツケで買うこともできます。ただ、意図しないまでもなく、借り倒す客もいるので、お店側としてツケ払いを禁止しているところも。

小銭で支払う
なお、サリサリストアでお買いものの際は是非小銭をご用意ください。コインと20、あるいは50ペソ紙幣。100ペソや500ペソ札で商品を購入した際のお釣りを用意するのが大変です。

3. サリサリストアって実際便利なの?

フィリピン庶民がコンビニ感覚で利用するこのサリサリストア。日本人の購買習慣にはあまり合わないのが現実。長期で滞在するなら、生活必需品はまとめてスーパーなどで購入し、携帯電話のプリペイドも実際にはカード(100ペソ~)を購入するなどして、サリサリストアでの購入の必要はないかもしれません。

しかし、とある限定付きで便利であると言える時はあります。まずは、コンビニなど全くない場所の場合。フィリピンの田舎町にはよくあることです。ちょっとしたものが必要になった時、コンビニが近くにあってもサリサリストアに行く方が近い場合、小売りされている商品で十分な場合など、活用する価値は十分にあります。

まとめ - サリサリストアでの買い物のススメ

何でも売っているコンビニエンスストアのようなフィリピンのサリサリストア。通りに多いところでは数件あり、旅行中必ず見かけていることでしょう。ところが日本人がフィリピンに旅行あるいは長期で生活する場合は、あまり利用してないかもしれません。

買い方がわからない、値段の表記がない、スーパーで購入するよりも高い、都心部ではコンビニ(セブン・イレブンやmini stop)がかなりの数進出しており、サリサリストアでの購入の必要性がない等理由がありますが、これを利用することで、ストアのおばちゃんやおねえちゃん(ときにおじちゃん)と親しくなったり、フィリピンの人たちの日常を垣間見れるのではないかと思います。

フィリピンに滞在したら、是非サリサリストアでの買い物を経験してみてください。勿論大きなスーパーマーケットほどのお買い得感はありませんが、小規模商店の人たちの生活のちょっとした助けとなり、なによりもこれぞフィリピン!という感覚を味わえると思います。

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