フィリピンのお金(1) 両替について

フィリピン入国後、特に初フィリピンの方がやらないといけないことは、「両替」です。

フィリピンの通貨は?


フィリピンの貨幣単位は、フィリピンペソです。「フィリピン」ペソと国名を冠するのは中南米の国の貨幣単位はペソが使用されているためです。旧スペインの植民地で見られますが、当のスペインは既にユーロに貨幣単位が変わっています。

日本円からフィリピンペソは約2.3円が1ペソです。単純に計算するとフィリピンペソに×2をするとおおよその日本円の値段がわかります。ですので、「ああ、これ安い!」と思い買い物をしても×2をしてみるとそんなことはなかったりします。

両替所には4,430など書かれていますがこれが交換レートで、この額だと例えば10,000円が4,430ペソとなることを意味します。

両替はどこでするのか

到着後の空港で、言葉が通じないから、日本で両替をしておきたい!という声も聞きます。しかし日本の両替商、あるいは日本の空港で両替するのはレートが大変悪いのでおススメできません。
OFW(海外労働者)の送金がフィリピン経済の大きな比重を占めているということもあり、至るところで両替所が見られます。

1) 空港

現地に到着後空港の到着ロビーに必ず両替商があります。ターミナル1では目視できる限り、税関後すぐの到着ロビーと、その後の到着ロビーに有ります。ターミナル2,3も到着階に両替所があります。

当面使う分を両替するのがよいでしょう。街中にあるもっと利率のよい両替商を狙うのなら、最低1000ペソ分になるぐらいの換金をします。※宿泊先がマニラ圏内である時にはタクシーの代金は空港タクシーを使っても1,000ペソほどです。
以前は空港の両替の交換率はあまり良くなかったのですが、近年はショッピングモール等の交換率と大きな差はありません。

2) 両替商での両替

一番レートがよいのは町の両替商だと思います。時に向かい合った両替商でもレートが僅かに異なるので、まとまった額を替える場合は比較したら良いと思います。

両替商の外には本日の交換レートがホワイトボードなどに書かれて掲げられています。大体の場合、アメリカドル、ユーロ、日本円の交換レートが表示されていますが、そうではない場合は、お店の人に本日の交換レートを尋ねます。

両替商は大規模ではないショッピングモールの一階部分、あるいは街中にあります。強盗などの防止のため、警備員がおりまた窓口も鉄格子で囲ってあります。

レートは空港などと比べてよく、大きな額を交換する場合にはおススメです。ただ、両替商を探していると、いいレートの両替商があるなどと声をかけてくることもあります。また、従業員がお金を少なく渡すケースもあると聞きます。

3) ショッピングモールでの両替

出稼ぎ労働者が多いお国柄、ショッピングモールなどで両替所を見つけられます。ショッピングモールという立地上、明るいため街の両替商よりは入りやすく、使いやすいと思います。近年は、大型のショッピングモールのお土産店中にも両替商がおかれています。

ショッピングモールの場合は、窓口にある小さな紙に名前、住所、電話番号などを記入し、写真入りの身分証明書を提示しなければいけません。旅行者の場合は、パスポートになります。パスポートも目立たぬように出して、すぐにしまいましょう。

両替のコツ

1) 自分でもいくら手渡されるか計算する

両替の際はいずれの場所でもレシートが手渡されます。そこに書かれている額が言い値、あるいは表示されている額と同じであるのか、確認します。

2) その場でお金を数える


これはフィリピンに限らず、交換後は必ずお金を数えること。お札を半分に折って、1枚のお札を2枚と数える手口も有ります。また、単純に従業員の数え間違いということもありますので、どうか確認を。数える時には周りに見えないように数えること。
あとをつけられて襲われるということも。

3) 100、50ペソ札などを混ぜてもらう

特に空港での両替の場合は必ず細かいお金を混ぜてもらうようにお願いします。タクシーを使う場合は、運転手に1000ペソ支払い、お釣りがないということなどがしばしばです。(本当にない場合と、単純にお釣りを上げたくないという場合があります)可能であれば20ペソ、50ペソ紙幣。最低でも100ペソ紙幣で貰うのがよいと思います。

誰がどこで見ているのかわかりません。そして、大きな現金を持ち歩く際は基本的に一人にならない、夜遅くまでであるかない!に限ります。

よく、外国人が強盗やスリなどの被害に遭ったという話を聞きます。友人の友人はipadをショッピングモールで盗まれたとか。。。著者に言わせると、何故そんな人目に付くところで広げるのか、理解に苦しみます。

実際そうした犯罪があるのは残念ですが、本人の危機意識もあるのではないかと思います。支払いの際に、札束を見せながら支払うのもどうかと思います。不必要に恐れる必要はないと思いますが、外国人が多いマニラやその他観光地ですが、外国人であるというだけで目立っているということを自覚する必要があると思います。

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