オランダでの新生活のスタートをボランティア活動共に!(1) ー活動体験

オランダで生活して数カ月、あるいはこれからオランダで生活する予定の人もいると思います。オランダで生活して数カ月、あるいは数年という人はこの2017年後半をどのように過ごすか、また初オランダという人はどのようなオランダ生活とするか?と期待に胸ふくらませているのではないでしょうか?

オランダ、キューケンホフの風景
オランダのキューケンホフ

生活の充実とメリハリ、ネットワーキング、スキルの向上、オランダ生活のディープな体験をすべくボランティア活動への参加をおススメします。ここヨーロッパでは全ての始まりは9月。この夏に、来る秋・冬をボランティア活動の計画を立ててみるのはいかがでしょうか?

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1. ボランティア活動参加者の多いオランダ
2. ボランティアをどこで探せるか?
3. 著者や知人のボランティア体験
4. ボランティア活動参加の良さ
5. ボランティア活動のチェックリスト
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1. ボランティア活動参加者の多いオランダ


オランダではボランティア活動が盛んで、2008年の調査では、推計530万人がボランティア活動に参加しています。(オランダの人口は16,485,787人)著者の周りでも何らかのボランティア活動に関わっている、あるいは関わったことがあるという人が一定の数はいます。大都市でのボランティア参加者は非都市部に比べて少なく、参加者数は横ばいのようですが、オランダ政府はボランティア活動を市民が自助の精神を養う場、そして多様化する人々が集う場と認識しており、そのように機能しております。

オランダのボランティアの特徴
健康福祉スポーツ省によると、ボランティアの政策は、経済への貢献、社会政策の目的と一体であり、中央政府の政策は、社会の変化に対応すべく、ボランティア活動を十分に活用したいと考えています。人口動態への対応として、若者の経験とスキルの獲得のため、世代間対話、環境保全、SDGsの一環としてのボランティアという考え方があるようです。

参加する活動に現れる男女差
ボランティア参加率の男女差少ないものの、関わるボランティアが男女でやや変わってきます。男性は、スポーツ、クリスチャンの教会/イスラム教のモスクなどの宗教関係での活動に参加する傾向があり、女性は教育分野、介護、宗教の分野でボランティア活動を行うケースが多いようです。

若者の活動参加率の低下
知人・友人を助けることは吝かではない若者ですが、ボランティア活動に参加する若者はあまり多くはありません。「ボランティア」という言葉自体が持つイメージが若者には魅力的に見えないようです。
一方、子どもがいる30~40歳代の世代は、スポーツのコーチとして、PTAなどの教育と関連した分野においてボランティア活動が頻繁に行われているようです。

2. ボランティアをどこで探せるか?

オランダでは、地方自治体が運営するウェブサイトでボランティアの募集状況を掲載しています。またボランティアを募集する団体とボランティアを探している個人のマッチングイベントも行われています。

PEPが運営するウェブサイトVolunteer The Hagueには最新のボランティア募集情報が掲載されます
https://volunteerthehague.nlより

マッチングイベント参加はおススメです。ハーグ地域では、町の中心地で数カ月にマッチングイベントが行われています。そこでは、団体が簡単なプレゼンテーションを行い、質疑応答の時間が持たれ、その後の交流イベントでは会場にいる担当者に直接話をすることができます。担当者を通じて団体の雰囲気などウェブサイトの閲覧のみではわからないことを知ることができます。

もし、興味があればその場で登録ができ、後日面接や、仕事の詳細の説明を得るための面談などが行われる運びとなっています。多くの場合、夕方にマッチングイベントは行われており、学生なども参加しやすい時間帯のため、比較的若い参加者を見かけます。
*イベント参加には登録が必要です。

お子さんがいる家庭では、スポーツクラブや、学校のPTA活動、子どもの学校のネットワークを使ってボランティア活動を口コミで探すこともよいでしょう。

3. 著者や知人のボランティア体験

ボランティアを始めるにあたり、周囲の経験などを聞くのもよいでしょう。また、そうした知人友人が団体を紹介してくれるかもしれません。

著者がハーグに来て一年、これまでに行ったボランティア活動は長期と短期2つのボランティア活動(同時並行)。長期(半年以上)のボランティア活動は平和系団体で行っています。この団体は、オランダ入国前、インターネットのメールマガジンを通じて見つけました。

仕事の内容については、コミュニケーション、ちょっとしたリサーチ、インターンできた学生やボランティアで新しく来た人たちに作業のやり方を指導する他、雑用諸々を行っています。所謂、何でも屋と化しています。
事前に履歴書と職務経歴書を送っていますが、あまり見られた様子はないようです(笑)。団体の規模はそれほど大きくはないため、非常に柔軟なスケジュールでボランティア活動を行っています。

オランダのボランティア研修の様子
オランダのボランティア「The World in your classroom」研修の様子
地元高校に出前授業を行うため、事前に「高校生は何を求めているのか?」「何に興味があるのか?」「オランダの教育システムとは?」等について学びます。


また、短期で行ったボランティアでは、地元の高校に出前授業を行う「The World in your classroom」。このボランティアは、人前で話すことに苦がない、あるいは何か高校生に「シェア」したいこと、がある人にはおススメです。日本人は、特に日本文化などを伝えることが期待されます。そのため、地理などの社会科系の授業でのレクチャーとなります。他の国籍で例えば、スペイン語、フランス語、中国語話者は、語学の授業でレクチャーを行います。著者にとっては、大学での教員時代を懐かしむようなボランティア活動となりました。

長期でのコミットメントはできない、あるいは初めてなので自信はないけどやってみたいという人にはこうした短期型、イベントベースなどのボランティアもおススメです。

ブログ「オランダでボランティアはじめました」← 著者の試行錯誤のボランティア経験
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引用
IAVE Japan、オランダのボランティア活動(EU国別レポート日本語訳)
https://www.jave.jp/eu-country-report-netherlands/

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