未来の自分に書く手紙

 以前勤めていたNGOのワークキャンプでは、数カ月後の自分に手紙を書くことをプログラムに入れていました。手紙は一時預かり、6カ月後に本人に届くように送られます。自分への約束が書かれており、自分を鼓舞する手紙です。

 なぜ手紙を書くのか?それは、人間の熱しやすくて、冷めやすい性質を考えてのこと。海外でボランティア活動をしたり、新しい出会いの中でもまれ、そうした中で人間関係ができ、これまでの自分ではだめだ思うという話をよく聞き、決意を新たにするものの、帰国して日常生活に戻るとあっという間にこれまで変わらない日常生活に飲まれてしまうからです。
 手紙を書く中で何かしら学んだこと、思うところを言語化、書きとめ、この中で思い立つことがあれば自らに誓うわけです。人によっては、勉強をこれまで以上に頑張るというものから、資格試験に挑戦するなどです。

 ワークキャンプでは、ホームスティや現地の学生とパートナーを組んで、一緒に行動するわけですが、日本の学生さんは残念ながらそれほど英語が達者ではないのと、現地語なまりの英語の聞き取りに苦しみ、コミュニケーションでストレスを抱えると言う場合が結構あります。そのため、学生さんが掲げる目標で多いのは、滞在期間中出会った人と話が出来るレベルにまで英語を話せるように勉強するなどです。実際に「出来ない」ことへのストレス、悔しさは、エネルギーになります。

 帰国後、自分の宣言したことを頑張りはじめるわけですが、その後は忙しさ故に、自分に言い訳をして止まってしまう場合があります。そこで自分で書いた手紙が届くわけです。言葉の力は思いのほか強いと思います。自分で書いた文章を後々読みかえして、その時の感情が蘇ったりします。何より、人間とは感情的な生き物故、その感情を理解して梃子にするのか?手紙はその一つの梃子になり得ると思います。

 そうした仕組みを作りつつ、また自らもその恩恵を受けたわけですが、そうしたことを振り返って今の国外滞在期間やり遂げたいことを改めて言葉にしようと思った次第です。紙に書いて、6カ月後ぐらいに誰かに投函してもらわないと(笑)

 


 

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