ダンス、ダンス、ダンスーフィリピン人は皆踊る

フィリピン人って踊りがうまいなぁと思うことしばし。何と言っても身体の動かし方が違うと感心してしまうのは著者だけではないはず。

踊るジョリビー 



そして、いろんな場面で人が踊っている姿をみます。著者の家では、旦那が気がつくと踊っていたり(ブログ「フィリピン人の旦那との生活―フィリピン人的行動 (1)」を参照)、親族で集まると、姪っ子たちがダンスを披露してくれたり、NGOで地方を訪問するとやはり子どもたちが練習したダンスを披露してくれ、マスコットキャラクタージョリビーだって踊るのです。

フィリピンでは一体どういうところで人々が踊るのか?

踊る従業員

踊るのは子どもたちだけではありません。交通整理をするお兄さんが交差点で、デパートでいきなり従業員が、セブパシフィックの客室乗務員、収監中の囚人だって・・踊ります・・・とにかく至る所で、いろんな人がダンスを楽しんでいます。

踊りながら交通整理をするお兄さんをビデオに収めることができました。これは、ケソン市のクバオにあるデパート(SM)の前。今回は音楽なしですが、お兄さんの頭の中にはいつも音楽が流れているのでしょう。そして、この踊りながらの交通整理を理解できるのもフィリピン人ドライバーの故。



また、デパート。従業員が館内放送でおもむろに集まりだし、いきなりエスカレーター前のスペースで踊りだしますが、「恥ずかしい」あるいは「やらされている」様子は感じられません。一般客も普通に眺めています。ビデオは、ミンダナオ島のキダパワンに2012年に新設されたデパートにて。



なぜ彼らは踊りがうまいのか?

文化の一部と言ってしまえばそれまでですが、フィリピン人が踊りがうまいのには理由があります。

学校で習う小学校、高校などで伝統の踊りを習います。それとはまた別にモダンダンスも習います。もちろん、日本の小学校でも運動会の時には学年ごとダンスを披露していますが、それ以上の頻度で行われています。

学校外でも流行りのダンスで踊る
そして、学校外でもその都度流行るダンスがあるので、それらを踊ります。特に女子が、遊びの延長線上でダンスの振り付けを覚えたりすることはただあります。そしてダンスが上手に踊れるということで尊敬を得ます。

しかし、なぜそんなに踊るのか?特に先住民族のコミュニティでは儀式の一部に含まれ、踊り自体に意味があります。先住民族に属さぬ場合でも、踊り(あるいは歌)が人々をつなげてます。また、長い会合などのときには、ダンスや歌が披露されることがしばしばで、よい余興になっています。踊りは変化を好み、保守的ながらも新しさを好むというフィリピン人の心の現れなのではと思います。

ときどき流行る踊るダンス

そして、フィリピンには数年に一度大ヒットし、多くの人が踊れるという曲があります。近年の代表的な曲は以下。

Pinoy ako(ピノイアコ)
直訳すると「私はフィリピン人」。この曲はリアリティショー「Pinoy Big Brother」のテーマソング。2005年から放映されているこの番組は、選ばれた参加者がPinoy Big Brotherの家(ケソン市のABS-CBNの敷地近くにある)に寝泊まりし、その様子が24時間放映されます。途中、いろいろなチャレンジがBig brother(声のみ)を通して課されます。番組の途中参加者が他の参加者を指名し、一人また一人と脱落していきます。




otso otso(オチョオチョ)
直訳で、8,8。Bayani Agbayani(バヤニ アグバヤニ)という名前の男性コメディアンが歌いヒットした曲。背中を上下させる独特の踊りがうけて、いまでもパーティの余興におどります。あの動き、私はできませんでした。




ang kulit (アンクリット)
いたずらな!、しつこい!、うざい!などと訳せます。テレビで司会をつとめ、映画などにも出演しているおねえキャラのバイスガンダ(Vice Ganda)の曲です。一番最近はやったダンスと言ってよいでしょう。先日フィリピンに滞在した日本の学生さんたちが楽しく踊っていました♪




これらのダンスの共通点は、とにかくハッピーなムードで踊れること。そして、フィリピン人にとっては、踊りやすいステップであること=みんなで楽しく踊れる要素があること。(日本人にとっては腰や背中の動きが難しいのですが!)テレビという媒介を通じて爆発的に流行ったこと。ダンスの背後に流れる歌詞は結構どうしょもないことを言っていること、などが挙げられると思います。

時にコミュニティで歓迎のダンスを子どもたちが踊ってくれるときに、選曲で「おぉ!」と思うこともしばし。かなり、歌詞が大人びている、セクシーな曲が多く、歓迎のダンスにお礼を言いつつも、ダンスの誉め方に気を遣ってしまう時もありますが、それでもフィリピンの文化の一つと思い、大いに楽しんでいる今日この頃です。

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